妄想列車はゆく

maffico2005-07-10

電車で寝てて、ふっと目が覚めて、顔を上げたら、
視界に「とんでもなく趣味の悪いネクタイの柄」
が飛び込んできた。
花柄なんだけど、ひどい色使い。
茶色いリボンで白い花を束ねてある絵が
紺地一面にちりばめられている。
茶色いリボンがえらく下品な色だった。
どんな人がしてるんだと思っておじさんの顔を見てみた。
目の色素が薄い男の人だった。
誰が選んだんだ?
奥さんか?娘か?
今日は接待だったから取引先からもらったやつか?
寝ぼけていたせいで、
自分の視界がその趣味の悪いネクタイの柄に占められていた。
なんだかくらくらした。
目を開けたまま下を見ていたら、
靴がピカピカに磨かれてた。
ズボンにもちゃんとアイロンがかかっていた。
ヒザはまるまってなかった。
きっと奥さんはちゃんとしたひとだ。
ワイシャツの襟まわりも手洗いされているんだろう。
お酒もタバコも無縁の人なんじゃないかな〜。
いや、家では浴衣とか着るのかな。
でもこのネクタイの柄じゃなあ・・・。
とか色々妄想を膨らませてたら駅に着いた。
おじさん暇つぶしのネタにしちゃってごめんね。笑。